秋田県沿岸海域では、2050年のカーボンニュートラルの実現に向けた切り札である、大規模な洋上風力発電の事業計画が進んでおり、これらの建設や運用保守における能代港の利活用が有望視されているところです。

　能代港港湾区域内では、令和４年12月に国内初となる洋上風力発電の本格的な商用運転が開始されたほか、一般海域においては、再エネ海域利用法における促進区域に指定されている「能代市、三種町及び男鹿市沖」において事業者が選定され、同じく促進区域である「八峰町及び能代市沖」についても、令和５年度中の事業者選定に向けた準備が進められております。

　また、令和２年９月に、洋上風力発電の拠点港湾として、能代港を含む全国４港が初めて指定されたことを受けて、港湾の整備も着実に進められており、このことは、県北地域、ひいては、秋田県全体の産業振興や雇用の創出に繋がるほか、国が目指す再生可能エネルギーの主力電源化や国内の電力安定供給、カーボンニュートラルポートの形成による地域脱炭素社会の実現にも資すると考えております。

　当同盟会の趣旨にご賛同いただき、ご入会くださいますようご案内申し上げます。